日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

インバール

読者カード 項目 2023年01月29日 公開

2021年11月15日 ubiAさん投稿

用例:インヴァールの如き合金を利用するのもある。
『高層氣象の硏究(I)』 1912年11月 寺田寅彦
語釈:(英 Invar)商標名。「アンバー」に同じ。

コメント:「アンバー」の語釈中には載っていますが、項目としては載っていないようなので。初出(大正元年十一月、東洋學術雜誌)とあります。ちなみに、少し新しくなりますが「地球物理学(文會堂書店、寺田寅彦、大正四年二月十五日發行)52ページ、9行目」には、「最近には多くインヴァール(invar)と名ける6%のニッケルと64%の鐵との合金で作つた二十五米の針金、或は紐を用ゐるようになつた。」と組成が記載された例もあります。

編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、「アンバー」の語釈は「(フランス invar)ニッケル鋼の一つ。標準尺、時計振子、測量用テープ、精密機械などに用いる。インバール。不変鋼」となっています。

著書・作品名:高層氣象の硏究(I)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1912年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:100ページ本文10行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店