日国友の会



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いすいわいこう【倚翠偎紅】

読者カード 用例 2022年01月14日 公開

2021年12月25日 とねさん投稿

用例:この程友人の長田秋濤氏(をさだしうとうし)京都へ遊びに行(ゆ)きし由にて、東山の花鴨川の柳、倚翠偎紅(イスヰワイコウ)の面白氣(おもしろげ)なる話し大方(おほかた)ならず、
『羨み草(雑録)』 1897年5月10日 三宅青軒
語釈:〔名〕「わいこういすい(偎紅倚翠)」に同じ。

コメント:遡るものではありませんがとりあえず投稿いたします。

編集部:第2版では、中国・元の雑劇『西廂記』の例のみが添えられており、日本語文献の例を添えることができませんでした。ちなみに、「偎紅倚翠」の語釈は「(「紅灯になじみ、翠楼に倚(よ)る」の意から)花柳街の事情に通じていること。また、遊女になじみ親しむこと」となっています。

著書・作品名:羨み草(雑録)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1897年5月10日

著者・作者:三宅青軒

掲載ページなど:186ページ〔『文芸倶楽部』第3巻第7編〕

発行元:博文館