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ジー【g】

読者カード 用例 2023年02月25日 公開

2021年12月29日 ubiAさん投稿

用例:物理學上單振子と稱するものは、目方のない伸縮しない糸で極小さい所謂質點を吊したものである。其週期は振れ方が小さい間は其振幅と質量に關せず、糸の長さの平方根に正比例し、其場所の重力加速度gの平方根に反比例する。
『地球物理学』 1915年2月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 G,g)(8)(g)重力の加速度の単位。ロケットの加速度など、大きな加速度を表わすときに用いられる。

コメント:投稿例(1897)よりも新しいですが、重力加速度とgが明確に分かる例なので、とりあえず。

編集部:2007年1月18日付けで、古書人さんに、飯盛挺造『物理学 上巻』(1897)から、「g」の語源が分かる例をご紹介いただいています。

著書・作品名:地球物理学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年2月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:73ページ本文5行目〔寺田寅彦『地球物理学』、大正四年二月十五日發行(国立国会図書館デジタルコレクション)〕

発行元:文會堂書店