日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

きょくりつ【曲率】

読者カード 用例 2023年03月25日 公開

2022年02月23日 ubiAさん投稿

用例:しかるに兩測點間の距離と地球の曲率とから計算すると
『山の重量と其壓力』 1914年1月 寺田寅彦
語釈:〔名〕曲線、曲面の曲がりの度合。曲線上の点Pのごく近くに点Qをとり、QをPへ限りなく近づけたときの、点Qにおける接線のなす角と二点の間の弧の長さの比の極限値κによって表わす。

コメント:辞書類からの投稿例(1880)、第二版の辞書類からの用例(1886)よりも新しいですが、第二版の文例(1922)よりもさかのぼるので。初出(大正三年一月、東洋學藝雜誌)とあります。

編集部:2006年4月26日付けで、nanyakayaさんに、矢田堀鴻『英華 学芸詞林』(1880)の例をご紹介いただいていますが、文章例としては、2022年1月2日付けでご紹介いただいている、寺田寅彦『地球物理学』(1915)の例よりも1年さかのぼります。

著書・作品名:山の重量と其壓力

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1914年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:127ページ本文14行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店