へきかいめん【劈開面】
読者カード 用例 2023年03月31日 公開
用例: | 今最も構造の簡單な結晶例へば正方形に結晶する岩鹽の如きものゝ劈開面から反射する角度を測定し、分子量並に比重から計算した分子面の相互の間隔を知れば此等のスペクトル線の波長を計算する事が出來るが、 |
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『X線の廻折現象と物質の內部構造』 1914年11月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕岩石などの結晶面に平行して割れた面。劈開によって作られる平坦な破面。 |
コメント:第二版の用例(1953)よりさかのぼります。初出(大正三年十一月、現代之科學)とあります。
編集部:第2版では、河上徹太郎『私の詩と真実』(1953)の例が添えられていますが、39年さかのぼります。
著書・作品名:X線の廻折現象と物質の內部構造
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1914年11月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:157ページ本文13行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷発行〕
発行元:岩波書店