日国友の会



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かんせいろくまくえん【乾性肋膜炎】

読者カード 用例 2022年11月15日 公開

2022年10月24日 ingwさん投稿

用例:何人かの医者は彼の病にそれぞれ二三の診断を下した。──胃酸過多、胃アトニイ、乾性肋膜炎、神経衰弱、蔓性結膜炎、脳疲労、………
『或阿呆の一生』 1927年 芥川龍之介
語釈:〔名〕結核菌の感染などによって起こる肋膜部の疾患。肋膜の間に水がたまる湿性と区別して、水のたまらない型をいう。

コメント:遡ります。初出は『改造』1927年、第9巻第10号とあります。

編集部:第2版では、田畑修一郎『医師高間房一氏』(1941)の例が添えられていますが、さらに、14年さかのぼることになります。

著書・作品名:或阿呆の一生

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1927年

著者・作者:芥川龍之介

掲載ページなど:60ページ〔『芥川龍之介全集 第十六巻』1997年〕

発行元:岩波書店