日国友の会



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しゃふ【車夫】

読者カード 用例 2022年12月08日 公開

2022年11月24日 ingwさん投稿

用例:我自ら我身を顧りみれば孑然として小虫の如く車夫に罵しられ馬丁に叱られ右に避け左りにかゞまりて漸くに志ざす浅草三間町へたどり着きたり
『良夜』 1889年 饗庭篁村
語釈:〔名〕人力車をひくことを職とする人。くるまや。

コメント:文章例としては遡るので。

編集部:第2版では、湯浅忠良『広益熟字典』(1874)の例が早いのですが、文章例としては夏目漱石『吾輩は猫である』(1905-06)よりも17年ほどさかのぼることになります。

著書・作品名:良夜

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1889年

著者・作者:饗庭篁村

掲載ページなど:19ページ〔『藻塩草』〕

発行元:民友社