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ていせいぶんせき【定性分析】

読者カード 用例 2023年02月17日 公開

2023年02月11日 熊八郎さん投稿

用例:其伎倆ヲ化学分析ト云ヒ就中成分ノ性質ヲ究ムルヲ定性分析ト称シ其分量ヲ定ムルヲ定量分析ト云フ。
『新式近世化学 一』 1873年 三崎嘯(三崎嘯輔カ)
語釈:〔名〕与えられた物質がどのような種類の成分を含んでいるかを判定する化学分析。何が含まれているかを調べる場合と、特定の物質が含まれているかどうかを調べる場合とがある。元素・イオン・基・原子団・分子などの検出・確認を行なう化学的方法と、スペクトル・屈折率・旋光度・誘電率・磁性・色・比重・融点・沸点・結晶形などの物理的性質を調べる物理的方法とがあり、これらを組み合わせて行なう。→定量分析。

コメント:第二版(1885)より、12年さかのぼります。

編集部:第2版では、『東京日日新聞』明治18年(1885)8月16日付け記事の例が早いのですが、さらに、12年さかのぼります。

著書・作品名:新式近世化学 一

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1873年

著者・作者:三崎嘯(三崎嘯輔カ)

掲載ページなど:巻之1・四丁ウ10行目〜五丁オ1行目(国会図書館デジタル10コマ右10行〜)

発行元:得英学舎