にばな【煮端(香煎)】
読者カード 用例 2023年05月15日 公開
用例: | 清葉の眉の上ったのを見て、茶の缶をたたく叔母なるものは、香煎(ニバナ)でもてなすことも出来ないで、陰気な茶の間が白けたのであったが。〔振向く處を(六三)〕 |
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『日本橋』 1914年 泉鏡花 | |
語釈: | 〔名〕煎じたての味も香りもよい頃合のお茶。でばな。いればな。にばちゃ。 |
コメント:
編集部:第2版では、「飪」や「煮花」などの当て字が見えます。
著書・作品名:日本橋
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1914年
著者・作者:泉鏡花
掲載ページなど:279ページ4行目
発行元:千章館