日国友の会



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にばな【煮端(香煎)】

読者カード 用例 2023年05月15日 公開

2023年04月21日 若桜木虔さん投稿

用例:清葉の眉の上ったのを見て、茶の缶をたたく叔母なるものは、香煎(ニバナ)でもてなすことも出来ないで、陰気な茶の間が白けたのであったが。〔振向く處を(六三)〕
『日本橋』 1914年 泉鏡花
語釈:〔名〕煎じたての味も香りもよい頃合のお茶。でばな。いればな。にばちゃ。

コメント:

編集部:第2版では、「飪」や「煮花」などの当て字が見えます。

著書・作品名:日本橋

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1914年

著者・作者:泉鏡花

掲載ページなど:279ページ4行目

発行元:千章館