ぎがく【伎楽】
読者カード 用例 2023年05月23日 公開
用例: | 建安十二年、錄惇前後功、增封邑千八百戸、并前二千五百戸。二十一年、從征孫權還、使惇都督二十六軍、留居巢。賜伎樂名倡、令曰「魏絳以和戎之功、猶受金石之樂、況將軍乎」〔夏侯惇伝〕 |
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『魏書』 554年 陳壽 | |
語釈: | 〔名〕(1)上代の外来の音楽を伴う無言仮面劇。推古天皇の二〇年(六一二)百済(くだら)の味摩之(みまし)が帰化し、呉(くれ)の国で学んだ伎楽[イ舞](くれのうたまい)を伝えたもので、西域地方の雑劇の一つだったと推測される。聖徳太子の奨励で栄えたが、声明(しょうみょう)や雅楽の伝来で次第に衰え、江戸時代に滅びた。伎楽面や笛の譜だけは残っている。呉楽(ごがく・くれがく・くれのがく)。くれのうたまい。 |
コメント:
編集部:第2版では、国書から『令義解』と『寧楽遺文』の例が添えられています。
著書・作品名:魏書
媒体形式:その他
刊行年(月日):554年
著者・作者:陳壽
掲載ページなど:2丁ウ5行目〔『三国志65巻(8)』魏九、1670〕
発行元:村上勘兵衞山本平左衞門