ふくきゅうばん【腹吸盤】
読者カード 用例 2024年09月22日 公開
用例: | 吸虫類〈略〉一般に體の前端に消化管口を圍んだ口吸盤と體の腹面にある腹吸盤とがあるため、ジストマ(二口虫)の名がある。 |
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『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編 | |
語釈: | 〔名〕扁形動物、吸虫類の腹面にある吸盤。口吸盤の後方で、腹面正中線上にあり、これで宿主に吸着する。吸虫類では腹吸盤を欠くものもある。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1930)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。投稿例(1930)は、「ふっきゅうばん」となっていますが、読みはわからず、第二版では「ふくきゅうばん」で立項されているようです。
編集部:2008年4月20日付けで、古書人さんに「ふっきゅうばん」の見出し語形で、『動物学雑誌』(第42巻第495号、1930.01.15)の例をご紹介いただいていますが、ご指摘のように用例から語形は特定できませんので、第2版の見出し語形「ふくきゅうばん」の例とさせていただきます。
著書・作品名:科學用語辭典
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:矢島祐利 石田周三 編
掲載ページなど:17ページ右列3行目〔『科學用語辭典』アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)
発行元:弘文堂