セルロース
読者カード 用例 2024年11月14日 公開
用例: | 植物體の若い部分では、セルロースだけが細胞膜をつくつてゐるといつてよい。〔第二部・三〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕(英 cellulose)《セルローズ》グルコースからなる単純多糖類の一種で、高等植物や藻類の細胞膜、繊維の主成分。酸によって加水分解されるが、水に溶けず化学薬品にも抵抗性が強い。ふつう木材、綿、麻などから採取され、紙や衣類の原料とされるほか、爆薬となるニトロセルロース、酢酸セルロースなどの原料として広く用いられる。繊維素。 |
コメント:見出し表記通りの「セルロース」の例としては、第二版の辞書類(1912)のみで、「セルロース」の文例は投稿例にもないので。
編集部:ご紹介いただいている例の語形は「ツェルローゼ」(『衛生試験法』1892)「セルローセ」〔『普通植物学教科書』1899〕「セリュローズ」〔『読書の今昔』、1932〕と揺れていますね。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:121ページ本文12行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店