ジャパンナレッジに収録された、数々の名事典、辞書、叢書……。それぞれにいまに息づく歴史があり、さまざまな物語がある。世界に誇るあの本を、もっと近くに感じてほしいから、作り手たちのことばをおくります。
書籍版『ニッポニカ』はもともと、多くの写真・図版を掲載することを目標にして編集されている。
ジャパンナレッジでも、『ニッポニカ』で検索すると、多数の図版や写真がヒットする。
アイウエオ順に整理された写真・図版の台帳。資料入手日から完成・渡し日まで、いつ何をしたのか一目でわかる。
96年に発売された電子ブックプレイヤー。入らなかった書籍版の約8500点の写真や図版は、付録の書籍版1036ページの『大図鑑』に収録。
電子ブックに続き、98年には、CD-ROM版の『スーパー・ニッポニカ』を発売。『ニッポニカ』に『国語大辞典』を加えたもの。2001年にはDVD-ROM版になって発売(写真は2003年発売のもの)。
吉田兼一(よしだ・けんいち)
1963年石川県生まれ。小学館出版局デジタルリファレンス編集長。86年小学館入社後、『女性セブン』に配属。その後、『CanCam』『週刊ポスト』の雑誌編集を担当。文庫編集部、国語辞典編集部を経て、現職。担当した辞事典は『例解学習国語辞典』『小学館百科大事典きっずジャポニカ新版』など。
桑島修一(くわじま・しゅういち)
1956年福島県生まれ。小学館クリエイティブ・データ編集室専任プロデューサー。『ニッポニカ』編集の進行・校正担当。81年校正・校閲会社の三友社(現、小学館クリエイティブ)に入社。『ニッポニカ』は94年刊行の補巻の作成作業より携わっている。
中村英俊(なかむら・ひでとし)
1960年福島県生まれ。『ニッポニカ』メディア(写真・図版)担当。83年の書籍版『日本大百科全書(ニッポニカ)』の始動と同時に、当時所属していた編集プロダクションで「科学技術・工学関係」の写真・図版担当として百科事典編集に携わる。一時、小学館の仕事を離れるが、98年のCD-ROM化にあたり、フリーランスとして編集チームに復帰、現在に至る。

ジャパンナレッジは約1900冊以上(総額850万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のインターネット辞書・事典サイト。
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(2024年5月時点)