日国友の会



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たかせぶね【高瀬舟】

読者カード 用例 2017年03月15日 公開

2015年06月29日 古書人さん投稿

用例:古へ此河を二条より下にてつくり、六条・七条を経て伏見へ流して、京より高瀬舟(ぶね)を通はせ今に至りて往来の舟共多し。
『千種日記(巻第二 洛陽留止記)』 1683年 著者不詳
語釈:【一】〔名〕(2)近世以後、川船の代表として各地の河川で貨客の輸送に従事した船。小は十石積級から大は二、三百石積に至るまであり、就航河川の状況に応じた船型、構造をもつが、吃水の浅い細長い船型という点は共通する。京・伏見間の高瀬川就航のものは箱造りの十五石積で小型を代表し、利根川水系の二百石積前後のものはきわめて長大で平田舟(ひらだぶね)に類似し、大型を代表する。

コメント:解釈1の2の事例で遡ります

編集部:第2版では、歌謡『松の葉』(1703)からの例が早いのですが、さらに、20年さかのぼることになります。

著書・作品名:千種日記(巻第二 洛陽留止記)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1683年

著者・作者:著者不詳

掲載ページなど:76ページ

発行元:古典文庫