日国友の会



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のぐちのしろ【野口城】

読者カード 項目 2017年05月19日 公開

2015年09月25日 古書人さん投稿

用例:其後、長治あまたの城主をかたらひ、櫛橋左京進は志方の城を守り、神吉民部は神吉の城、梶原平三兵衛は高砂(たかさごの)城、長井四郎左衛門は野口城(のぐちのしろ)、淡路弾正は淡路(あはじの)城、衣笠豊前守は波志谷(はしたにの)城を守り、
『千種日記(巻第五 従有馬到播州明石記)』 1683年 著者不詳
語釈:山陽道沿いに築かれた平城(加古川市野口町野口にあったと考えられる)。城主は永井四郎左衛門尉といわれ(赤松家播備作城記)、長井城ともよばれた。志方しかた町の中道子山城の枝城ともいわれる(「光明寺由緒覚別筆追加」光明寺文書)。天正六年(一五七八)長井氏は織田信長と対立した別所氏に味方したため、四月には羽柴秀吉の攻撃を受け(別所長治記)、四月一二日に開城した(同月一七日「村上頼家・長束新三郎連署書状」清水寺文書)。<略>開城後は浅野長政が守備したとされるが(播州太平記)、その後ほどなく廃城となったと考えられる。〔平凡社『日本歴史地名大系』@JapanKnowledge"野口城跡"による〕

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:千種日記(巻第五 従有馬到播州明石記)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1683年

著者・作者:著者不詳

掲載ページなど:235ページ

発行元:古典文庫