つなぎいとおり【繋糸織】
読者カード 用例 2017年06月30日 公開
用例: | 第一の流行品は綾糸織(あやいとおり)、諸糸織(もろいとおり)、繋糸織(つなぎいとおり)、琥珀織、高機織等にて、 |
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『雑報(「文藝倶楽部」(第拾参編)より)』 1895年12月20日 編輯人 宮澤春文 | |
語釈: | 〔名〕糸織りの一種。経(たていと)には糸織りと同様の糸を用い、緯(よこいと)には、短い屑絹糸(くずきぬいと)か、特に一定の長さに切った絹糸をつなぎ合わせた結び目のある糸を用いて、平織りにしたもの。着尺地・羽尺地などに用いられる。 |
コメント:僅かですが遡ります
編集部:第2版では、尾崎紅葉『多情多恨』(1896)からの例が早いのですが、さらに、1年さかのぼることになります。
著書・作品名:雑報(「文藝倶楽部」(第拾参編)より)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1895年12月20日
著者・作者:編輯人 宮澤春文
掲載ページなど:239ページ
発行元:博文館