日国友の会

あうら【蹠・足裏】

読者カード 項目 2016年09月28日 公開

2016年09月22日 天海さん投稿

用例:雷雨のすぎ去ったあと、うっすらと部屋の畳がしめりをおびている。それを足裏(あうら)に感じていたとき、
『日本近代文学大系 第43巻 斎藤茂吉集』 昭和45(1970)年1月10日 本林勝夫(注釈者)
語釈:〔名〕「あしうら(足裏・蹠)」に同じ。

コメント:俳句・短歌で用いられることの多い語ですが、一応、散文の中で用いられた例として(注の対象とされた茂吉の短歌に足裏の語は見られず)。

編集部:2016年9月13日付けで、集英社版『日本文学全集25 有島武郎集』(1971)からの例をご紹介いただいていますが、さらに1年さかのぼることになります。

著書・作品名:日本近代文学大系 第43巻 斎藤茂吉集

媒体形式:単行本

刊行年(月日):昭和45(1970)年1月10日

著者・作者:本林勝夫(注釈者)

掲載ページなど:234ページ 注四

発行元:角川書店