けすじぼう【毛筋棒】
読者カード 用例 2024年03月23日 公開
用例: | 婦人の髪を結ふに用ゐる諸器械ハ、あら櫛、中ぐし、すきぐし、けすじ棒(ボウ)、黑元結(くろもとゆひ)、白元結(しろもとゆひ)、すき油、みづ油、びん付油(つけあぶら)、かもじ、たぼさし、たぼとめ、髷入れ、バらみの、びんさし、びんみの、はりかみ、はさみ、剃刀、けぬき等なり。〔理髪〕 |
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『家事経済書 全』 1890年4月13日 飯島半十郎 | |
語釈: | 〔名〕「けすじたて(毛筋立)」に同じ。 |
コメント:遡ります
編集部:第2版では、小山内薫『大川端』(1911-12)の例が添えられていますが、12年さかのぼります。ちなみに、「毛筋立て」の語釈は「櫛(くし)の一種。櫛に細長い柄がつき、その末端がとがっている形のもので、髪の毛筋を正すのに用いる。毛筋棒(けすじぼう)。すじたて。毛すき。毛筋通し。毛筋」となっています。
著書・作品名:家事経済書 全
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1890年4月13日
著者・作者:飯島半十郎
掲載ページなど:40ページ後ろから4行目〔『通俗教育全書(第77編)』、1890〕
発行元:博文館