日国友の会



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けすじぼう【毛筋棒】

読者カード 用例 2024年03月23日 公開

2020年07月21日 古書人さん投稿

用例:婦人の髪を結ふに用ゐる諸器械ハ、あら櫛、中ぐし、すきぐし、けすじ棒(ボウ)、黑元結(くろもとゆひ)、白元結(しろもとゆひ)、すき油、みづ油、びん付油(つけあぶら)、かもじ、たぼさし、たぼとめ、髷入れ、バらみの、びんさし、びんみの、はりかみ、はさみ、剃刀、けぬき等なり。〔理髪〕
『家事経済書 全』 1890年4月13日 飯島半十郎
語釈:〔名〕「けすじたて(毛筋立)」に同じ。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、小山内薫『大川端』(1911-12)の例が添えられていますが、12年さかのぼります。ちなみに、「毛筋立て」の語釈は「櫛(くし)の一種。櫛に細長い柄がつき、その末端がとがっている形のもので、髪の毛筋を正すのに用いる。毛筋棒(けすじぼう)。すじたて。毛すき。毛筋通し。毛筋」となっています。

著書・作品名:家事経済書 全

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1890年4月13日

著者・作者:飯島半十郎

掲載ページなど:40ページ後ろから4行目〔『通俗教育全書(第77編)』、1890〕

発行元:博文館