フォークならび【─並】
読者カード 項目 2004年10月15日 公開
用例: | 90年代前半、「冗談法人・東京やじ馬連盟」なる市民グループのメンバーが公衆電話の待ち列に割り込みした人と口論になった。 「欧米のような並び方が定着しないのは、いい呼び名がないことも一因」と列の形を描いて思案していると、小学生の息子が「フォークみたい」とポツリ。以後、「フォーク並び」のPR活動を展開したという。 |
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『毎日新聞(東京本社版、朝刊)』 2004年10月10日 | |
語釈: | (現金自動支払機などの利用で)それぞれに列をつくらず、来た人から一列にならんで、あいた機械を順番に使うようにする並び方。〔『三省堂国語辞典(第五版)』〕 |
コメント:「初出例」というようなたぐいのものではないのですが、「フォーク並び」という命名の由来が書いてありました。
編集部:新聞記事データベースによると、1991年11月4日付けの『朝日新聞(東京版・朝刊)』の記事が初出で、「冗談法人・東京やじ馬連盟」(代表幹事・伊東敏男)が普及運動をしている旨の記述があります。同じく朝日の1991年11月29日付けの天声人語には、「この並び方が定着しなかったのは、公平さへの意識の薄さがあるが、いい名前がなかったのも理由の一つ」という東京やじうま連盟のコメントも載っています。
著書・作品名:毎日新聞(東京本社版、朝刊)
媒体形式:新聞・広報・官報
刊行年(月日):2004年10月10日
著者・作者:
掲載ページなど:17面
発行元:毎日新聞東京本社