日国友の会



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ふくすいがん【腹水癌】

読者カード 項目 2024年03月28日 公開

2023年02月12日 ubiAさん投稿

用例:たとえば、それ自体はウイルス性のものとは考えられていないエールリッヒのマウスの腹水癌から分離されたフレンドのウイルスは、マウスに植えると腹水癌でなしに一種の白血病あるいは細網肉腫をおこすし、またこれも非ウイルス性のマウスの肉腫から分離されたグラッフィのウイルスはマウスに骨髄性白血病を、同じくモロニーのウイルスはリンパ性白血病をおこす。〔第八章・1〕
『ウイルスの世界』 1965年 川喜田愛郎
語釈:〔名〕悪性の腹水腫瘍をいう。

コメント:項目が載っていないようなので。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「腹水腫瘍」の語釈は「実験動物の腹膜腔中に移殖し、腹水中で累代移殖可能な悪性腫瘍。エールリヒ癌、吉田肉腫などがあり、悪性腫瘍の治療実験に欠くことのできないものとなっている」となっています。

著書・作品名:ウイルスの世界

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1965年

著者・作者:川喜田愛郎

掲載ページなど:182ページ本文16行目〔『ウイルスの世界』、岩波新書(青版)558 1965年5月20日 第1刷発行、1980年10月20日 第15刷発行〕

発行元:岩波書店