リンパせいはっけつびょう【淋巴性白血病】
読者カード 項目 2024年03月28日 公開
用例: | たとえば、それ自体はウイルス性のものとは考えられていないエールリッヒのマウスの腹水癌から分離されたフレンドのウイルスは、マウスに植えると腹水癌でなしに一種の白血病あるいは細網肉腫をおこすし、またこれも非ウイルス性のマウスの肉腫から分離されたグラッフィのウイルスはマウスに骨髄性白血病を、同じくモロニーのウイルスはリンパ性白血病をおこす。〔第八章・1〕 |
---|---|
『ウイルスの世界』 1965年 川喜田愛郎 | |
語釈: | 〔名〕リンパ節、脾、骨髄、肺、その他におけるリンパ組織の無制限増殖および著名な腫大、および循環血液中や種々の組織と器官内におけるリンパ系の細胞の増加を特徴とする種々の白血病。慢性の場合、細胞は成熟リンパ球であるが、急性の場合はリンパ芽球が多数みられる。(「ステッドマン医学大辞典」(デジタル版)より) |
コメント:第二版には項目が載っておらず、投稿例(1935)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:2015年4月26日付けで、古書人さんに、『歯科医語辞典 獨・羅・和』(1935)の例をご紹介いただいていますね。
著書・作品名:ウイルスの世界
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1965年
著者・作者:川喜田愛郎
掲載ページなど:183ページ本文2行目〔『ウイルスの世界』、岩波新書(青版)558 1965年5月20日 第1刷発行、1980年10月20日 第15刷発行〕
発行元:岩波書店