かせいソーダ【苛性ー】
読者カード 用例 2024年04月13日 公開
用例: | 染色体を固定しないなまのままで観察したとき、あるいは温水、アンモニア、希カセイソーダなどで固定したとき、染色体の長軸にそって染色糸(chromonema)と呼ばれるラセン状の繊維の走っているのがみられる。〔第1編・1・3・2〈尾辻望・吉川秀男〉〕 |
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『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄 | |
語釈: | 〔名〕(ソーダは オランダ soda)(1)水酸化ナトリウムの通称。化学式NaOH 白色の固体。工業的には、ふつう食塩水の電解によって製造される。潮解性に富み、二酸化炭素と化合しやすい。劇薬。石鹸の製造のほか、人造繊維、化学薬品など、工業原料として広範囲に使用される。 |
コメント:第二版の用例(1837~47、苛性曹達)(1874、苛性『ソウダ』)(1930、苛性ソーダ)より新しいですが、カタカナ表記の例がないので、とりあえず。
編集部:確かに、「苛性」を「カセイ」と表記する例は第2版には見当たりませんね。
著書・作品名:分子生物学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1963年
著者・作者:編集者代表 小谷正雄
掲載ページなど:40ページ7行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕
発行元:朝倉書店