日国友の会



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ピロリンさん【ー酸】

読者カード 項目 2024年04月17日 公開

2023年03月10日 ubiAさん投稿

用例:生成DNA中にとり込まれたヌクレオチドと遊離されたピロリン酸との間には化学量論的関係が成立し〔第1編・2・1・2〈斎藤日向・池田庸之助〉〕
『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄
語釈:〔名〕ポリリン酸の一種で、2分子のオルトリン酸から1分子の水が脱水してできた四塩基酸。正しくは二リン酸といい、ピロリン酸は古い名称である。古くは焦性リン酸ともよんだ。化学式H4P2O7、式量178.0。市販の85%リン酸を減圧下で約180℃に加熱脱水するか、85%リン酸に計算量の五酸化二リンを溶かして結晶化させる。オルトリン酸と塩化ホスホリルを反応させても得られる。(後略)(日本大百科全書(ニッポニカ)「ピロリン酸」)

コメント:投稿例(1971)よりもさかのぼります。

編集部:2009年11月4日付けで、古書人さんに、環境化学研究所編『公害用語事典(現代事典シリーズ1)』(1971)の例をご紹介いただいていますが、8年さかのぼります。

著書・作品名:分子生物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1963年

著者・作者:編集者代表 小谷正雄

掲載ページなど:58ページ9行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕

発行元:朝倉書店