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さいせいかん【再生肝】

読者カード 項目 2024年04月18日 公開

2023年03月14日 ubiAさん投稿

用例:成熟した肝細胞はDNA合成を行なっていないが、肝臓の一部を切除した際に生ずる再生肝は旺盛なDNA合成能を示す。〔第1編・2・1・6〈斎藤日向・池田庸之助〉〕
『分子生物学』 1963年 編集者代表 小谷正雄
語釈:〔名〕ラット (ダイコクネズミ) の肝臓の3分の2を切除すると 24~48時間目をピークとして残存肝臓に核分裂が増加し、増殖再生が起る。この再生機転は数日の経過ののちに漸次終息して正常に返る。これらの状態にあるものを再生肝という。再生時に代謝と細胞分裂が盛んになるので、実験に利用される。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(コトバンク)「再生肝」)

コメント:投稿例(1990)よりもさかのぼります。

編集部:2017年4月4日付けで、古書人さんに、渡辺格(監修)『バイオテクノロジー用語小事典』(1990)の例をご紹介いただいていますが、さらに、27年さかのぼります。

著書・作品名:分子生物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1963年

著者・作者:編集者代表 小谷正雄

掲載ページなど:67ページ14行目〔『分子生物学』、昭和38年4月25日初版発行 昭和38年6月15日再版発行〕

発行元:朝倉書店