ミドルきゅう【ー級】
読者カード 用例 2024年04月25日 公開
用例: | ミドル級までは體がさすがによく締つてゐるが、重量級の中には腹が出て乳が垂れ、あたかも角力のアンコ型を思はせるのも散見された。 |
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『合宿の⾭春 人體まことに不思議―レスリングの練習風景』 1964年 三島由紀夫 | |
語釈: | 〔名〕(ミドルは英 middleweightの略)ボクシングの体重別階級の一つ。プロボクシングでは一五四~一六〇ポンド(六九・八五~七二・五八キログラム)。レスリング、ウエートリフティングなどでも使われたことがある。 |
コメント:投稿例(1947、1957、1959)よりも新しいですが、用例からはどのスポーツの例か分からず、引いた用例文ではわからないですが、レスリングの例としてとりあえず。文末に「<初出>報知新聞・昭和三十九年九月八日」とあります。三島由紀夫全集 第三十一卷 昭和五十年十一月二十五日発行 昭和五十五年七月二十日三刷 306ページ本文5行目
編集部:確かに、これまでご紹介いただいた例で、引用文だけで種目がわかるという例はまだなかったですね。もっとも、2006年3月28日付けで、末広鉄男さんに、ご紹介いただいた郡司信夫『ボクシング講和』(1947)については、おそらくボクシングの例であろうと思われますが、断言はできません。
著書・作品名:合宿の⾭春 人體まことに不思議―レスリングの練習風景
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1964年
著者・作者:三島由紀夫
掲載ページなど:306ページ本文5行目〔『三島由紀夫全集 第三十一卷』、昭和五十年十一月二十五日発行 昭和五十五年七月二十日三刷〕
発行元:新潮社