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たいせつざん(たいせつさん)【大雪山】

読者カード 用例 2024年04月24日 公開

2024年02月09日 ぽんちさん投稿

用例:此の時郊外に出て、大雪山(タイセツサン)の白き光を遥拝せんか
『雪国の趣味』 1907年2月 稲田薄光
語釈:(「だいせつざん」とも)〔一〕北海道中央部、上川支庁にある火山群。中央部のカルデラ御鉢平(おはちだいら)を中心に、北海道最高峰の旭岳(二二九〇メートル)、北鎮(ほくちん)岳(二二四四メートル)、白雲岳(二二三〇メートル)などからなる。ふもとに層雲峡や愛山渓温泉などの登山基地がある。大雪山国立公園の中心。

コメント:「たいせつさん」の確例です。

編集部:語形が未詳(読みのわからない)例としては、2016年12月15日付けで、古書人さんに、『地球』(第4巻第3号、1925.09.01)ご紹介いただいる例が早いのですが、それよりもさらに、9年さかのぼることになります。全てが清音形の確例は初めてですね。

著書・作品名:雪国の趣味

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1907年2月

著者・作者:稲田薄光

掲載ページなど:95ページ上段後ろから6行目〔『家庭文芸(12)』、1907.02〕

発行元:金港堂書籍