「タンブラー」といえば、大きめで寸胴型の容器のことだが、最近ではコーヒーショップで使われるカップのかたちとして認識されているだろう。この器を「弁当箱」にしたランチが話題だ。ブームの火付け役とされるのは、フードコーディネーターの資格を持ち、食に関する仕事も多いモデルの近藤しづか氏。
前提となったのは、何度でも使えるマイタンブラーを持って、スターバックスなどのカフェでコーヒーを入れてもらうスタイル。このタンブラー、フタがしっかり締まって保温性も高い。ゆえにパスタやカレー、あとから牛乳を加えるシリアルなども持っていくことが可能だ。そして幅をとる従来の弁当箱に比べると、女性のバッグにもおさまりがよい。メディアで弁当レシピが紹介される場合には、「おかずの層がわかる」ように透明なタンブラーが使われるが、実際は外側のデザインも豊富。女性にとっては、器のかわいらしさとともに、他人から弁当の中身がわからないようにできることもメリットである。