TBSの人気コンテンツ『SASUKE』。もともとはスポーツ系番組『筋肉番付』の競技として登場したが、やがて独立したスペシャルに。難攻不落の関門を、優れた身体能力で突破しようとする100人の挑戦者たちのサバイバルは、高視聴率を連発していた。しかし近年は往時の勢いがなく、数字が10%を割ることもしばしば。制作会社の倒産もあって存続が危ぶまれたものの、2012年末に『SASUKE RISING』として再始動を果たしている。
この『SASUKE』、いまや日本よりも海外で絶大な人気を誇る。特に全米での人気は、日本のマスコミでもとりあげられる機会が多い。アメリカのケーブル局「G4」が『SASUKE』を放送するにあたって命名したのが『Ninja Warrior(ニンジャ・ウォリアー)』。「サスケ」よりバタくさいネーミングセンスがよかったのかわからないが、全米が熱狂する高視聴率番組になったのだ。現在ではアメリカの4大ネットワークの一角をなすNBCも参入するコンテンツとなっている。「ゲーム番組」は世界中にあるが、非情な難易度設定、ストイックな挑戦者たちの姿など、「過剰」なところがウケているようだ。