女優・モデル。38歳。1992年の第6回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞(グランプリは佐藤藍子)を受賞し、翌年からモデルとしてデビュー。99年からテレビドラマを中心に女優として活躍している。
一昨年、彼女主演の連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系列)の平均視聴率が19.1%、最終回に24.4%を獲得して民放ドラマの視聴率ナンバー1を獲得して「視聴率女王」に輝いた(昨年の同番組の最終回も26.9%)。
米倉演じる大門の「私、失敗しないので」という決めゼリフと、惜しげもなく披露する美脚などが受けた理由だといわれる。
彼女は遅咲きである。30代になってから松本清張シリーズの『黒革の手帖』『けものみち』『わるいやつら』で演じた悪女役で脚光を浴び、警視庁のネゴシエーターや国税局査察官役で、クールで格好いい女のイメージが定着したといわれている。
ひたむきに頑張る性格は生来のものらしい。牧阿佐美バレエ団に所属して5歳のころから15年続けたバレエはプロ並みで「タフな精神力も負けず嫌いな性格も、全部バレエで培ったもの。それがあるからこそ今の仕事を頑張れる」と話したことがある。
彼女はブロードウェイミュージカルの舞台に立つことを志し、母親がやっていた英語教室で慣れ親しんでいた英語力に磨きを掛け、英語の専門学校に通ったり、時間を見つけてはアメリカに行き完璧な発音を身に付ける努力を怠らなかったという。
彼女が“恋した”ミュージカル『シカゴ』を日本で演じた後、ブロードウェイ側に英語で制作したビデオを送り続け、アジア人初となる悲願の主役の座を手に入れたのだ。
強靱な精神力と自立心を持った、日本には希有なタイプの女優である。そこが男性だけではなく女性にもファンが多い理由なのだろう。
彼女は恋多き女でもある。かつては歌舞伎役者の市川海老蔵や故・中村勘三郎との仲が週刊誌で取り沙汰されたことがある。そして『フライデー』(1/10・17号)で、彼女が「毎週泊める日本一の幸せ男」を張り込み撮影している。
『フライデー』によれば、昨年12月上旬の夕方、所属事務所での打ち合わせを終えて、真っ赤な「フォード・マスタング・コンバーチブル」に乗った米倉涼子が南青山の交差点へと向かったという。
すると歩道にはビジネスバッグを持った長身の男性が待っていた。
途中、明治屋などで買い物をした後、2人は米倉の自宅マンションへ入ると、そのまま一夜を明かしたそうである。
気になる彼氏についてだが、彼の友人によると、こうだ。
「リクルートの元社員で、12年8月に独立したフリーの編集者です。現在は『ホットペッパー』などの情報誌を手がけています。同じ8月に『女性セブン』にも二人の密会を報じられましたが、それ以降、本格的に付き合うようになったようです。年齢は30代半ばで米倉さんより年下ですが、入社5年目で『ホットペッパー』の編集長に抜擢されたほど優秀な人ですよ。雰囲気は、俳優の堺雅人さんに似ています」
米倉には『ドクターX』終了後、大きなスケジュールは入っていないという。『フライデー』は今春早々にもサプライズ発表があるかもしれないと書いている。
だが、かつて米倉は「結婚はしたいけど、子どもはねぇ」と話していたそうだ。原節子や田中絹代を出すまでもなく生涯独身を通した名女優は多くいる。
女優として脂がのっていて、語学も踊りもマスターし、ニューヨークを舞台に活躍したいという夢を持ち続ける彼女が、おいそれと結婚に踏み切るとは思われないのだが。
元木昌彦が選ぶ週刊誌気になる記事ベスト3
今週の話題は何といっても俳優の大沢樹生(みきお)が元妻で女優の喜多嶋舞との間にできた長男(16)のDNA鑑定をしたら、親子である可能性が0%だという結果が出たという記事である。
「大沢樹生 喜多嶋舞とのひとり息子が自分の子どもではなかった…」(『週刊女性』1/7・14号)
最初にこの話をスクープしたのは『週刊女性』である。だが、アメリカに住む長男が『女性自身』で、父親に対して「鑑定は99.9%パパの子供だと出た」と反論したのだ。
「喜多嶋舞 長男悲痛激白!『99.9%僕はパパの子供です』」(『女性自身』1/21号)
ワイドショーなどで大沢が話していることを聞くと、鑑定結果をアメリカにいる長男が知るはずはないようである。では、その息子の真の父親は誰なのか?
「元妻喜多嶋舞 周辺に大物俳優で『そして誰が父になる?』」(『週刊新潮』1/2・9号)
最初、俳優の奥田瑛二ではないかと思われていたが、奥田側は全面的に否定する。そこで『週刊新潮』は、その当時喜多嶋と噂になっていた「不倫は文化」という迷言を吐いた石田純一ではないかと推測している。
果たしてこの結末どうなるのか、しばらく騒動は続きそうである。