早くも2014年を代表するコンテンツとして確定したディズニー作品『アナと雪の女王』。主題歌『レット・イット・ゴー~ありのままで~』は、May J.(メイ・ジェイ)によるエンディングバージョン、ヒロイン「エルサ」を担当した松たか子による劇中バージョン、それぞれに良さがある(ちなみに、歌い手が二人いるのは原語版でも同じだ)。特に松たか子の歌声は、これまでの彼女のディスコグラフィーの印象を覆すようなエモーショナルなものだった。加えて、イディナ・メンゼルが歌うオリジナルも人気に。老いも若きも「レリゴー、レリゴー(「レット・イット・ゴー」の発音がこう聞こえる)」と口ずさんでいる。CDや配信のセールスも好調で、カラオケランキングも席巻。こうした状況がいま、「レリゴー現象」と呼ばれている。
予想以上のヒットを受けて、「“みんなで歌おう♪”歌詞付き」という企画が限定公開された。劇中の歌声に合わせて、観客が歌える趣向だ。アメリカで「シング・アロング」と呼ばれる形式で、海外ではよく親しまれている。ところが、襟を正して映画鑑賞する日本の国民性にはそぐわないのでは?と、当初は上映する予定がなかった。「レリゴー現象」を受けて、ゴールデンウィーク限定で一部劇場で実施したところ、それなりに好評をもって迎えられたようだ。引っ込み思案な日本人をノリよくさせたものは、誰もが認めるヒット作という流行感覚からか、それともキャストの爽快感あふれる歌声の力なのか。ただ、成功は歌唱指導などがあった雰囲気のよい館のみで、恥ずかしさが先に立って沈黙してしまった館もあるようだ。
予想以上のヒットを受けて、「“みんなで歌おう♪”歌詞付き」という企画が限定公開された。劇中の歌声に合わせて、観客が歌える趣向だ。アメリカで「シング・アロング」と呼ばれる形式で、海外ではよく親しまれている。ところが、襟を正して映画鑑賞する日本の国民性にはそぐわないのでは?と、当初は上映する予定がなかった。「レリゴー現象」を受けて、ゴールデンウィーク限定で一部劇場で実施したところ、それなりに好評をもって迎えられたようだ。引っ込み思案な日本人をノリよくさせたものは、誰もが認めるヒット作という流行感覚からか、それともキャストの爽快感あふれる歌声の力なのか。ただ、成功は歌唱指導などがあった雰囲気のよい館のみで、恥ずかしさが先に立って沈黙してしまった館もあるようだ。