11月10日、悪性リンパ腫のため都内の病院で亡くなった高倉健が、日本生命のCMで発し、一躍有名になった名台詞。正確には「自分、不器用ですから」。健さんの訃報とともに、あらゆるメディアで再紹介され、もはや約30年前のコピーであるにもかかわらず、また流行の兆しを見せている。
先日、40代の男性が合コンで流暢な自己紹介ができずに「自分、不器用ですから」と〆たシーンを目の当たりにしたときは思わずイラッとしたけど、それはまあご愛嬌だとして、20代あたりの若い世代が「自分、不器用ですから」を乱発するさまには、筆者としては違和感を拭えない。なぜなら、スマホやiPadなどをシュッシュと当たり前のように使いこなす彼ら彼女らが「不器用」だとはどうしても思えないのだ。
やはり、流行語というのはその時代の風潮を反映するものであって、“タイムカプセル”に入れて、数十年後に開いたところで、どこかピントがズレているものである。そのズレがたまに面白いケースもなくはないのだが……。
[そのズレが面白い使い方] Suicaを何度タッチしてもビービー警告音が鳴り止まないときに、後方で舌打ちをする人たちに向かって「自分、不器用ですから」(実話)。
先日、40代の男性が合コンで流暢な自己紹介ができずに「自分、不器用ですから」と〆たシーンを目の当たりにしたときは思わずイラッとしたけど、それはまあご愛嬌だとして、20代あたりの若い世代が「自分、不器用ですから」を乱発するさまには、筆者としては違和感を拭えない。なぜなら、スマホやiPadなどをシュッシュと当たり前のように使いこなす彼ら彼女らが「不器用」だとはどうしても思えないのだ。
やはり、流行語というのはその時代の風潮を反映するものであって、“タイムカプセル”に入れて、数十年後に開いたところで、どこかピントがズレているものである。そのズレがたまに面白いケースもなくはないのだが……。
[そのズレが面白い使い方] Suicaを何度タッチしてもビービー警告音が鳴り止まないときに、後方で舌打ちをする人たちに向かって「自分、不器用ですから」(実話)。