「痛車(いたしゃ)」と呼ばれるものがある。アニメの美少女キャラクターなどでデコレーションしたクルマのことだ。ドライバーの二次元愛は満たされるが、オタク文化に興味のない者からすれば「痛々しい」ということから命名された(一説には、もともとイタ車=イタリア車のシャレから来ているという)。秋葉原などを除いて、一般道で見かける機会はそう多くないように思えるが、カルチャーとしては専門の雑誌が複数あるほど確立している。
一般にも「痛車」が知名度のあるワードになったことで、「痛○○」という造語が次々と現れている。痛チャリ(自転車)、痛板(スキー・スノーボード)、痛ネイル(ネイルアート)など実にさまざまだが、いま注目を集めているのは、「Suica」「PASMO」といったICカード乗車券にステッカーを貼り付けた「痛Suica」である。その作り方はネットを通して知ることができ、ダウンロードできるアニメイラストも多数公開されている。
だが、これをJR東日本は歓迎していない。自動改札機でタッチするときは問題なさそうだが、券売機でチャージするときに詰まる可能性が多いからだ。商品として出回っているステッカーのたぐいはすべてJRの「非公認」なのである。とはいえ、法律的に問題があるわけではなく、カードを上に乗せるタイプのチャージ機ならば一応は問題が起きないので、程度をわきまえて楽しむぶんにはよいのだろう。
一般にも「痛車」が知名度のあるワードになったことで、「痛○○」という造語が次々と現れている。痛チャリ(自転車)、痛板(スキー・スノーボード)、痛ネイル(ネイルアート)など実にさまざまだが、いま注目を集めているのは、「Suica」「PASMO」といったICカード乗車券にステッカーを貼り付けた「痛Suica」である。その作り方はネットを通して知ることができ、ダウンロードできるアニメイラストも多数公開されている。
だが、これをJR東日本は歓迎していない。自動改札機でタッチするときは問題なさそうだが、券売機でチャージするときに詰まる可能性が多いからだ。商品として出回っているステッカーのたぐいはすべてJRの「非公認」なのである。とはいえ、法律的に問題があるわけではなく、カードを上に乗せるタイプのチャージ機ならば一応は問題が起きないので、程度をわきまえて楽しむぶんにはよいのだろう。