握らない「おにぎり」のこと。まるで禅問答、一休さんのとんちのようなニュアンスがただよう本末転倒ぶりだが、料理漫画『クッキングパパ』(講談社)で紹介されたのをきっかけとし、最近ママたちのあいだで、にわか流行しはじめている人気レシピであるらしい。
焼き海苔にごはん、具材を乗せ、海苔の四隅を折り合わせて四角にするのが一般的な作り方で半分に切るのが基本スタイル。平べったい外見になるので、「パン代わりの海苔にごはんも含んだ具材を挟むサンドイッチ」に感覚的にはむしろ近いと思われる。
メリットとしては、
・ごはんを握らずに済むから、手が汚れず簡単に作れる
・小さい子どもがごはんをこぼさず上手に食べられる
・見た目が華やか
……などが挙げられるが、その一方で、
・具材が剥き出しのため「中に何が入ってるかなあ?」といったワクワク感がない
・塩が使いづらい(たとえば「塩むすび」のような。ただし、これは同時に「塩分を控えることができる」といったメリットにもなる)
・「握る」といった愛情注入がなくなるため、どことなくそっけない
……といったデメリットがささやかれてもいる。筆者はあくまで「握ってくれた人の“手の味”も重要な調味料の一つとなるおにぎり」が大好物なので、「おにぎらず」はコンビニのおにぎり同様、あまり高く評価していない。自宅でする手巻き寿司パーティは楽しいのだが……?
焼き海苔にごはん、具材を乗せ、海苔の四隅を折り合わせて四角にするのが一般的な作り方で半分に切るのが基本スタイル。平べったい外見になるので、「パン代わりの海苔にごはんも含んだ具材を挟むサンドイッチ」に感覚的にはむしろ近いと思われる。
メリットとしては、
・ごはんを握らずに済むから、手が汚れず簡単に作れる
・小さい子どもがごはんをこぼさず上手に食べられる
・見た目が華やか
……などが挙げられるが、その一方で、
・具材が剥き出しのため「中に何が入ってるかなあ?」といったワクワク感がない
・塩が使いづらい(たとえば「塩むすび」のような。ただし、これは同時に「塩分を控えることができる」といったメリットにもなる)
・「握る」といった愛情注入がなくなるため、どことなくそっけない
……といったデメリットがささやかれてもいる。筆者はあくまで「握ってくれた人の“手の味”も重要な調味料の一つとなるおにぎり」が大好物なので、「おにぎらず」はコンビニのおにぎり同様、あまり高く評価していない。自宅でする手巻き寿司パーティは楽しいのだが……?