2016年春の採用に向けた企業の会社説明会が、15年3月1日に解禁された。今回から経団連(加盟企業約1300社)の採用スケジュールのルールが変わり、「会社説明会の解禁時期」がこれまでの「3年生の12月1日」から「3年生の3月1日」に繰り下げられた。面接など採用選考の解禁も4か月遅らせて8月1日とした。ただ、採用内定の解禁はこれまでと同じ10月1日で、16年入社組の就活は「短期決戦」ということになる。
就活解禁が繰り下げられたのは、「学生が就職活動に時間がとられ過ぎている。学業に専念させてほしい」といった政府や教育界の要請を、経団連が受け入れたからだ。
就活期間が短くなるのに加え、経済状況が好転していることを受け、16年入社組の就活は「学生優位の売り手市場になる」との見方がもっぱらだ。
そのため、会社側は学生の囲い込みに必死で、解禁前に「インターンシップ」や学生が出身大学の先輩と面談する「先輩訪問」などを通じて学生側と接触しているのが実情だ。就活は解禁前に始まっているわけだ。
就活解禁が繰り下げられたのは、「学生が就職活動に時間がとられ過ぎている。学業に専念させてほしい」といった政府や教育界の要請を、経団連が受け入れたからだ。
就活期間が短くなるのに加え、経済状況が好転していることを受け、16年入社組の就活は「学生優位の売り手市場になる」との見方がもっぱらだ。
そのため、会社側は学生の囲い込みに必死で、解禁前に「インターンシップ」や学生が出身大学の先輩と面談する「先輩訪問」などを通じて学生側と接触しているのが実情だ。就活は解禁前に始まっているわけだ。