『月刊コロコロコミック』(小学館)といえば、『ドラえもん』などの看板作品を持つ漫画誌というよりも、世代世代での「小学校男子カルチャー」の発信源として知られる。ビックリマンシール、ミニ四駆、ベイブレード……。幾多のブームをメーカーの協力体制のもと支えてきた。『ポケットモンスター』『妖怪ウォッチ』など、ゲームのコミック化も多いが、その作風はアニメとはまた違っており、ギャグ表現などの自由が残されているようだ。タイアップであっても『コロコロ』は漫画誌、独立性を捨て去ることはなく、老舗のプライドが垣間見える。
その増刊として2014年10月に第1号が登場したのが『コロコロアニキ』。重版がかかるという、雑誌界では稀有なヒットとなった。「小学生お断り! コロコロ卒業生に贈る大の大人のコロコロコミック」(公式ホームページより)と銘打ち、30代も重要なターゲットになっている。2015年3月発売の第2号では、『シャーマンキング』の武井宏之氏が故・徳田ザウルス氏(2006年に亡くなっている)の『ダッシュ!四駆郎』を書き継ぐなど、かつてのファンにとって涙モノの企画が満載だ。玩具やゲームという「原作」がありつつも、そこに立ち止まっていない漫画コンテンツへのこだわり。それが「大人」世代にもじゅうぶん楽しめる誌面として支持されているのだろう。
その増刊として2014年10月に第1号が登場したのが『コロコロアニキ』。重版がかかるという、雑誌界では稀有なヒットとなった。「小学生お断り! コロコロ卒業生に贈る大の大人のコロコロコミック」(公式ホームページより)と銘打ち、30代も重要なターゲットになっている。2015年3月発売の第2号では、『シャーマンキング』の武井宏之氏が故・徳田ザウルス氏(2006年に亡くなっている)の『ダッシュ!四駆郎』を書き継ぐなど、かつてのファンにとって涙モノの企画が満載だ。玩具やゲームという「原作」がありつつも、そこに立ち止まっていない漫画コンテンツへのこだわり。それが「大人」世代にもじゅうぶん楽しめる誌面として支持されているのだろう。