成田空港に2015年4月8日、格安航空会社(LCC)専用の「第3旅客ターミナル」が開業した。
地上4階、延べ床面積6万6000平方メートル。総工費は約150億円に抑え、天井の配管はむき出し、飛行機への乗降は、直接、乗り降りできる搭乗橋ではなく、タラップを使う。建設コストを下げた分、施設利用料が安くなり、格安フライトで売るLCCとしては、ありがたいことだろう。成田からの直行便がない都市へ新規就航するなどの条件をクリアすれば、着陸料を最大で1年間無料にする。ベンチ型ソファも設置するなど、仮眠する乗客に配慮した。
成田がLCCに力を入れるのには理由がある。国内線が軸だった羽田空港が、国際線を大幅に増便し、羽田に比べて都心から距離がある成田が地盤沈下したためだ。その解消策としてLCC専用ターミナルを開業したわけだ。LCCは世界経済の成長センターとよばれる東南アジアで輸送客の比率を大きく伸ばしており、東南アジアからの訪日客を呼び込む狙いもある。
2015年度の利用客は約550万人を見込み、当面、国内外5社(計19路線)がこのターミナルを利用する。
地上4階、延べ床面積6万6000平方メートル。総工費は約150億円に抑え、天井の配管はむき出し、飛行機への乗降は、直接、乗り降りできる搭乗橋ではなく、タラップを使う。建設コストを下げた分、施設利用料が安くなり、格安フライトで売るLCCとしては、ありがたいことだろう。成田からの直行便がない都市へ新規就航するなどの条件をクリアすれば、着陸料を最大で1年間無料にする。ベンチ型ソファも設置するなど、仮眠する乗客に配慮した。
成田がLCCに力を入れるのには理由がある。国内線が軸だった羽田空港が、国際線を大幅に増便し、羽田に比べて都心から距離がある成田が地盤沈下したためだ。その解消策としてLCC専用ターミナルを開業したわけだ。LCCは世界経済の成長センターとよばれる東南アジアで輸送客の比率を大きく伸ばしており、東南アジアからの訪日客を呼び込む狙いもある。
2015年度の利用客は約550万人を見込み、当面、国内外5社(計19路線)がこのターミナルを利用する。