「will(ウィル)」と「彼氏」を接合した造語で、「近い未来に彼氏になる可能性がありそうだけど、現時点ではまだ彼氏になっていない男性」のことをいう。「virus(ウィルス)」と「彼氏」を接合した「なにかやっかいな伝染病に感染していそうな彼氏」のことではない。
「男性としては2番目、3番目に好き」「付き合うための決定的な魅力はない」「でも一応、恋愛対象内にはいる」「あわよくばこのままの関係を続けたい」「肉体関係は持たない」……などが「ウィル彼」の条件であるらしく、近年の若い世代に多い草食系男子に対する女子側の防衛策的なメンタリズムという捉え方もある。
同義語としては、バブル時代に流行った「キープ君」が挙げられる。が、「キープ君」の場合は、男子側が「いずれはこの子の彼氏になってやる」といった希望的野心を秘める一種の片想い状態だったのに反し、「ウィル彼」は男子側も、このような“友だち以上恋人未満”のファジーな関係をむしろ好ましいと考えている点が決定的な違いだったりする。
すなわち、一見は女性優位な、「ウィル彼」なる新しい“彼氏”のかたちが世に浸透し尽くしたところで、イマドキの草食系男子たちは焦ることもなく、自尊心を傷つけることもなく、「はい! 喜んでー!!」と内心ほくそ笑んでいるだけ、ということだ。
「男性としては2番目、3番目に好き」「付き合うための決定的な魅力はない」「でも一応、恋愛対象内にはいる」「あわよくばこのままの関係を続けたい」「肉体関係は持たない」……などが「ウィル彼」の条件であるらしく、近年の若い世代に多い草食系男子に対する女子側の防衛策的なメンタリズムという捉え方もある。
同義語としては、バブル時代に流行った「キープ君」が挙げられる。が、「キープ君」の場合は、男子側が「いずれはこの子の彼氏になってやる」といった希望的野心を秘める一種の片想い状態だったのに反し、「ウィル彼」は男子側も、このような“友だち以上恋人未満”のファジーな関係をむしろ好ましいと考えている点が決定的な違いだったりする。
すなわち、一見は女性優位な、「ウィル彼」なる新しい“彼氏”のかたちが世に浸透し尽くしたところで、イマドキの草食系男子たちは焦ることもなく、自尊心を傷つけることもなく、「はい! 喜んでー!!」と内心ほくそ笑んでいるだけ、ということだ。