マンションに引っ越してAMラジオが聴けないことに閉口した人は少なくない。最近はスマートフォンのアプリを通じて聴くこともできるが、ラジオ番組はやはりラジオで聴きたいものだ。
首都圏のAM3局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)がFMでも番組を同時放送する。「FM補完放送」(ワイドFM)と呼ばれているもので、富山県(KNBラジオ)、愛媛県(南海放送ラジオ)、鹿児島県(MBCラジオ)などでは先行して放送が始まっている。首都圏3局は、2015年10月に試験放送、同年12月から本放送をそれぞれ開始するという。
AM波はFM波に比べて遠くまで届くのが強みだ。しかし、マンションやビルの屋内、高層ビルの谷間などでは受信状態が悪くなるのが弱点で、「都市型難聴」の問題が指摘されている。また電化製品の近くではノイズを拾って聞き取りにくい。また総務省資料によると、海や河川の近くにアンテナが設置されていることが多いことから津波や洪水などの災害に遭いやすいという。
つまり、「都市型難聴」や「災害」対策のため、FM波でも同時放送して「補完」しようというわけだ。
割り当てられる周波数はFMの90.1MHz~94.9MHzで、対応できる市販のFMラジオは限られる。ただ、かつてテレビのアナログ波1~3チャンネルが聴けたラジオは聴取可能だ。またワイドFMの首都圏でのスタートに合わせ、新たに多くの対応機種が発売される予定という。TBSラジオは90.5MHz、文化放送は91.6MHz、ニッポン放送は93.0MHzの周波数でオンエアされる。
首都圏のAM3局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)がFMでも番組を同時放送する。「FM補完放送」(ワイドFM)と呼ばれているもので、富山県(KNBラジオ)、愛媛県(南海放送ラジオ)、鹿児島県(MBCラジオ)などでは先行して放送が始まっている。首都圏3局は、2015年10月に試験放送、同年12月から本放送をそれぞれ開始するという。
AM波はFM波に比べて遠くまで届くのが強みだ。しかし、マンションやビルの屋内、高層ビルの谷間などでは受信状態が悪くなるのが弱点で、「都市型難聴」の問題が指摘されている。また電化製品の近くではノイズを拾って聞き取りにくい。また総務省資料によると、海や河川の近くにアンテナが設置されていることが多いことから津波や洪水などの災害に遭いやすいという。
つまり、「都市型難聴」や「災害」対策のため、FM波でも同時放送して「補完」しようというわけだ。
割り当てられる周波数はFMの90.1MHz~94.9MHzで、対応できる市販のFMラジオは限られる。ただ、かつてテレビのアナログ波1~3チャンネルが聴けたラジオは聴取可能だ。またワイドFMの首都圏でのスタートに合わせ、新たに多くの対応機種が発売される予定という。TBSラジオは90.5MHz、文化放送は91.6MHz、ニッポン放送は93.0MHzの周波数でオンエアされる。