10月2日。阪神に延長11回、2‐1でサヨナラ勝ちし、14年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた東京ヤクルトスワローズの監督・真中満(まなか・みつる)氏(44)による、「自主性」をテーマとしたチーム再建術を一般的にこう呼ぶ。
そんな“時の人”となった真中監督が「理想の監督」と挙げるのは、あのノムさんこと野村克也氏。92年、ヤクルトに入団し、野村ID野球の洗礼をどっぷりと受けた真中氏は、「現役選手のときから自分が監督になるつもりで野球を見ろ」「真中満マイナス野球がゼロにはなるな」などの訓示をくどいほど言われ続け、ミーティングで語られる野村監督の野球論や戦略などをマメに書き記し、2軍監督時代は困難に直面すると、そのノートを読み返したという。
ヤクルトの監督を退任してから、阪神、楽天の監督を務め、結局オイシイところは後任の星野監督に持っていかれっぱなしだった野村イズムが(「野村が耕し、星野が実らせる」という評価もあるが)、20年近く経った今、ふたたび「真中イズム」とかたちを変え、ヤクルトで花開くとは……やはり、ヤクルトの“悪目立ち”しないチームカラーとの相性がよほど抜群なんだろう。
ちなみに筆者のまわりには野村ファンがけっこう多い。そして、その人たちの決め台詞は皆、「僕(私)は阪神ファン(楽天ファン)じゃなくてノムさんファンなんです」だったりする。さすが王・長嶋と並ぶ野球界の“宝”である。
そんな“時の人”となった真中監督が「理想の監督」と挙げるのは、あのノムさんこと野村克也氏。92年、ヤクルトに入団し、野村ID野球の洗礼をどっぷりと受けた真中氏は、「現役選手のときから自分が監督になるつもりで野球を見ろ」「真中満マイナス野球がゼロにはなるな」などの訓示をくどいほど言われ続け、ミーティングで語られる野村監督の野球論や戦略などをマメに書き記し、2軍監督時代は困難に直面すると、そのノートを読み返したという。
ヤクルトの監督を退任してから、阪神、楽天の監督を務め、結局オイシイところは後任の星野監督に持っていかれっぱなしだった野村イズムが(「野村が耕し、星野が実らせる」という評価もあるが)、20年近く経った今、ふたたび「真中イズム」とかたちを変え、ヤクルトで花開くとは……やはり、ヤクルトの“悪目立ち”しないチームカラーとの相性がよほど抜群なんだろう。
ちなみに筆者のまわりには野村ファンがけっこう多い。そして、その人たちの決め台詞は皆、「僕(私)は阪神ファン(楽天ファン)じゃなくてノムさんファンなんです」だったりする。さすが王・長嶋と並ぶ野球界の“宝”である。