元テニスプレイヤーで現タレントの松岡修造(48)の写真と訓示で構成された日めくりカレンダーのこと。2014年の9月に発売された2015年版が10か月で累計発行部数100万部を突破。今年の『ユーキャン新語・流行語大賞』(『現代用語の基礎知識』選)にもノミネートされるほど、ちまたに深く浸透している。
「修造が毎日だなんて暑苦しさこのうえない」などと思われがちだが、この松岡修造、一見「HOT系」のキャラに見えて、じつは案外「COOL系」のキャラなのではないかと筆者はにらんでいる。
「ハンサム」という言葉がまさにピッタリのすっきりとしたシオっぽい顔立ち、いかにも育ちが良さそうなボンボン的おっとり感、テニスというスポーツを選んだスノッブさ、そのテニスで日本人男子では錦織圭(にしこり・けい)に次ぐ高みにまで登りつめた男……これら諸々のクールなバックボーンがあるからこそ、多少の発言や行動やポリシーの暑苦しさは許される、そして、その偶発的なプラマイゼロぶりこそが、とっくの昔にプレイヤーとしては引退した修造が、いまだ根強い人気をキープし続けている「使い勝手の良さ」の理由なのではなかろうか。
「無難」とは微妙にニュアンスが違う。極端に熱い一面と極端に涼しげな一面が劇的に交わったがゆえ、劇的に程良い気温に落ち着いた、芸能界でも稀なケースとされる化学反応の成果なのだ。
「修造が毎日だなんて暑苦しさこのうえない」などと思われがちだが、この松岡修造、一見「HOT系」のキャラに見えて、じつは案外「COOL系」のキャラなのではないかと筆者はにらんでいる。
「ハンサム」という言葉がまさにピッタリのすっきりとしたシオっぽい顔立ち、いかにも育ちが良さそうなボンボン的おっとり感、テニスというスポーツを選んだスノッブさ、そのテニスで日本人男子では錦織圭(にしこり・けい)に次ぐ高みにまで登りつめた男……これら諸々のクールなバックボーンがあるからこそ、多少の発言や行動やポリシーの暑苦しさは許される、そして、その偶発的なプラマイゼロぶりこそが、とっくの昔にプレイヤーとしては引退した修造が、いまだ根強い人気をキープし続けている「使い勝手の良さ」の理由なのではなかろうか。
「無難」とは微妙にニュアンスが違う。極端に熱い一面と極端に涼しげな一面が劇的に交わったがゆえ、劇的に程良い気温に落ち着いた、芸能界でも稀なケースとされる化学反応の成果なのだ。