「ローフード(ローフーディズム)」という食の考え方がある。食材に含まれる酵素を十二分に摂取するためには、そのまま口にするのがいちばんよい。だから、あらゆるものを生で食べようというスタイルだ。「ロー(raw)」は「(カロリーなどが)低い」ではなく、「生の」という意味。この概念をお菓子に持ち込んだのが、「ロースイーツ」である。
スイーツといえば、卵、小麦粉、バター、砂糖などが欠かせないように思えるが、ロースイーツはこれらを極力使わない。クリームはナッツをフードプロセッサーで砕いたもので代用。オーブンを使うこともなく、切って固めたようなシンプルなレシピが多い(酵素が壊れないとされる48℃以下であれば加熱を許容することもある)。
現在、ネット上でもロースイーツのレシピ紹介が盛んだが、見た目には一般的なチョコレートケーキやタルトと変わらないことに驚く。熱処理をしないので栄養素がしっかり残って、さらに糖質が少なく太りにくいという。ローフーディズム自体はいろいろ疑問点が指摘されているが(やはり栄養の偏りが否めないし、そもそもわれわれは、素材に手を加えすぎない和食という文化の中に生きている)、ロースイーツは単純にヘルシーだ。欧米と違ってフルーツの生食が基本である日本人にも相性がいいだろう。
スイーツといえば、卵、小麦粉、バター、砂糖などが欠かせないように思えるが、ロースイーツはこれらを極力使わない。クリームはナッツをフードプロセッサーで砕いたもので代用。オーブンを使うこともなく、切って固めたようなシンプルなレシピが多い(酵素が壊れないとされる48℃以下であれば加熱を許容することもある)。
現在、ネット上でもロースイーツのレシピ紹介が盛んだが、見た目には一般的なチョコレートケーキやタルトと変わらないことに驚く。熱処理をしないので栄養素がしっかり残って、さらに糖質が少なく太りにくいという。ローフーディズム自体はいろいろ疑問点が指摘されているが(やはり栄養の偏りが否めないし、そもそもわれわれは、素材に手を加えすぎない和食という文化の中に生きている)、ロースイーツは単純にヘルシーだ。欧米と違ってフルーツの生食が基本である日本人にも相性がいいだろう。