一部の俳優は映画の役作りに取り組むにあたって手段を選ばない。名優のロバート・デ・ニーロは、風貌まで変えて役にのぞむことで知られている。特に1980年の映画『レイジング・ブル』では、ボクサーの鋼のような肉体と、引退後の肥満したからだの両方を作り上げ、観客を驚かせた。このような極端ともいえるアプローチを「デ・ニーロ・アプローチ」と呼ぶ。
日本では、NHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの夫を演じて注目を浴びた鈴木亮平が代表格である。ドラマ『天皇の料理番』(TBS系、2015年)で、病に倒れる重要な役柄のため、体重を76㎏から20㎏落とした。あまりの激やせに、一部の視聴者が本当に病気ではないかと問い合わせたほどだったという。その後、映画『俺物語!』に主演、恋に不器用な大男を演じるため、今度は30kg増量した。
最近では、松山ケンイチが映画『聖(さとし)の青春』で実在した天才棋士・村山聖を演じるために激太りしたことが話題になっている。健康面の心配はともかく、こうした「役者バカ」が多い現状は、映画ファンにとって少しうれしいところだろう。
日本では、NHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの夫を演じて注目を浴びた鈴木亮平が代表格である。ドラマ『天皇の料理番』(TBS系、2015年)で、病に倒れる重要な役柄のため、体重を76㎏から20㎏落とした。あまりの激やせに、一部の視聴者が本当に病気ではないかと問い合わせたほどだったという。その後、映画『俺物語!』に主演、恋に不器用な大男を演じるため、今度は30kg増量した。
最近では、松山ケンイチが映画『聖(さとし)の青春』で実在した天才棋士・村山聖を演じるために激太りしたことが話題になっている。健康面の心配はともかく、こうした「役者バカ」が多い現状は、映画ファンにとって少しうれしいところだろう。