最近、芸能界ではショートヘアにする女優が増えている。なかでも柴咲コウ、水野美紀らは、カットしたあとの髪を「有効活用」して話題を集めた。ウィッグを作るための髪を寄付する、「ヘアドネーション」と呼ばれるボランティアである。フルオーダーによるこのウィッグは、小児がんなどの病気で髪を失ったり、あるいは生まれつき髪のない子どもたちに提供される。
欧米では盛んというヘアドネーションだが、日本では知名度の点でまだまだだ。現役の美容師たちが立ち上げたNPO法人、「JHDAC(ジャーダック:ジャパンヘアドネーション&チャリティー)」のみが窓口になっている。この活動に参加したい場合には、ふだんの美容院でも可能だが、あらかじめヘアドネーションの知識がある賛同美容院(JHDACのホームページ上にリストがある)でカットする方がベターだ。髪はひとり分をゴムで一つに束ねて、封筒や箱に直接入れて送付することが推奨されている。ビニール袋などで包んでしまうと、分別が難しくなるそうだ。
一つのウィッグを作るためには、20~30名分もの髪が必要というから、なかなかたいへんそう。ちなみに、製作費もかかるので、髪を提供するだけでなく、募金というかたちの選択肢もある。ウィッグというものは買えば数十万円もする高級品。しかし、病気で落ち込んだ子どもたちのこころを勇気づけるパワーがある。まだとば口のヘアドネーションの体制が、いま以上に整うことを期待したい。
欧米では盛んというヘアドネーションだが、日本では知名度の点でまだまだだ。現役の美容師たちが立ち上げたNPO法人、「JHDAC(ジャーダック:ジャパンヘアドネーション&チャリティー)」のみが窓口になっている。この活動に参加したい場合には、ふだんの美容院でも可能だが、あらかじめヘアドネーションの知識がある賛同美容院(JHDACのホームページ上にリストがある)でカットする方がベターだ。髪はひとり分をゴムで一つに束ねて、封筒や箱に直接入れて送付することが推奨されている。ビニール袋などで包んでしまうと、分別が難しくなるそうだ。
一つのウィッグを作るためには、20~30名分もの髪が必要というから、なかなかたいへんそう。ちなみに、製作費もかかるので、髪を提供するだけでなく、募金というかたちの選択肢もある。ウィッグというものは買えば数十万円もする高級品。しかし、病気で落ち込んだ子どもたちのこころを勇気づけるパワーがある。まだとば口のヘアドネーションの体制が、いま以上に整うことを期待したい。