今回のSMAP解散騒動を、かの「ビートルズ解散」になぞらえる記事やコラムが、ネット上に氾濫している。
一般的には、「グループから孤立した」という現状からキムタクをポール・マッカートニー、「残りメンバーの精神的支柱」ということで中居クンをジョン・レノンに見立て、香取クンは「気鋭な末っ子」のジョージ・ハリスン、草彅クンは「温厚な職人」のリンゴ・スター(※吾郎クンはジョージかリンゴ、どちらかに流動的なかたちで組み込まれる)とする向きが多かったが、ここ最近では「グループを愛するがゆえ真っ先に離脱を表明した」香取クンをポールと見なす“説(?)”が、にわかに有力になりつつある。
これら二つのビッグ・グループの“解散騒動”をよくよく冷静に比べてみると、「孤立したメンバーの“存続”に対する意思」だとか「音楽性の食い違いの有無」だとか……案外、似て非なる部分もあったりするのだが、「一人の女性の存在がグループの結束に少なからずの亀裂を入れた」(工藤静香とオノヨーコ)、「一人の敏腕マネージャーが去ってしまったことをきっかけに、崩壊への歯止めが利かなくなった」(I氏とブライアン・エプスタイン)といった点に関しては、「酷似」と言っていいのかもしれない。
いずれにせよ、筆者個人としては“再結成”によって、SMAPには“脱ビートルズ化”を目指してもらいたいと、内心ではホンのちょっぴり願っていたりもする。
一般的には、「グループから孤立した」という現状からキムタクをポール・マッカートニー、「残りメンバーの精神的支柱」ということで中居クンをジョン・レノンに見立て、香取クンは「気鋭な末っ子」のジョージ・ハリスン、草彅クンは「温厚な職人」のリンゴ・スター(※吾郎クンはジョージかリンゴ、どちらかに流動的なかたちで組み込まれる)とする向きが多かったが、ここ最近では「グループを愛するがゆえ真っ先に離脱を表明した」香取クンをポールと見なす“説(?)”が、にわかに有力になりつつある。
これら二つのビッグ・グループの“解散騒動”をよくよく冷静に比べてみると、「孤立したメンバーの“存続”に対する意思」だとか「音楽性の食い違いの有無」だとか……案外、似て非なる部分もあったりするのだが、「一人の女性の存在がグループの結束に少なからずの亀裂を入れた」(工藤静香とオノヨーコ)、「一人の敏腕マネージャーが去ってしまったことをきっかけに、崩壊への歯止めが利かなくなった」(I氏とブライアン・エプスタイン)といった点に関しては、「酷似」と言っていいのかもしれない。
いずれにせよ、筆者個人としては“再結成”によって、SMAPには“脱ビートルズ化”を目指してもらいたいと、内心ではホンのちょっぴり願っていたりもする。