人気漫画家・東村アキコが、かつて男性漫画誌『月刊モーニング・ツー』で連載をしていた「お金はないが夢のある男性と、経済力はあるが結婚できないバリキャリ女性(編集部注:バリバリ働くキャリアウーマンの略)」をマッチングする実録漫画のタイトル「ヒモザイル」を改良するかたちで生まれた造語。今年3月に『週刊文春』で特集された、少子化ジャーナリスト・白河桃子(とうこ)さんによる専業主夫のレポートから派生したと思われる。
「シュフ」は「家事・育児をメインで担う男性=(専業)主夫」のことで、「ザイル」は「EXILE」の略称のこと。ちなみに、「なんで(エグ)ザイル?」という素朴な疑問に関しては、「単に語感が良いというだけで、あまり深い意味はない」説が濃厚である。
昨今、日本でも急増しつつある専業主夫だが、残念ながらまだ「主夫=ヒモ」というイメージが完全に払拭されきっていないためか、彼らが堂々と“現職”を名乗ることができないのが実状らしい。「ヒモザイル」が休刊中となっているのも、どうやらそこらへんの問題がデリケートに絡んでいるようだ。
筆者みたいに、執筆で辛うじてお金は稼いでいるものの、その日常生活はフリーターとさして変わらない者にとって、「専業主夫」の肩書きを得られるのは、逆に世間体としてありがたかったりもするのだが、そんな風なことを安易に発言してしまうこと自体、「“責任を持って”家事・育児をメインで担っている男性」にとっては失礼極まりないと言えよう。自分から書いておいてなんだが、みずからに猛省を促したい。
「シュフ」は「家事・育児をメインで担う男性=(専業)主夫」のことで、「ザイル」は「EXILE」の略称のこと。ちなみに、「なんで(エグ)ザイル?」という素朴な疑問に関しては、「単に語感が良いというだけで、あまり深い意味はない」説が濃厚である。
昨今、日本でも急増しつつある専業主夫だが、残念ながらまだ「主夫=ヒモ」というイメージが完全に払拭されきっていないためか、彼らが堂々と“現職”を名乗ることができないのが実状らしい。「ヒモザイル」が休刊中となっているのも、どうやらそこらへんの問題がデリケートに絡んでいるようだ。
筆者みたいに、執筆で辛うじてお金は稼いでいるものの、その日常生活はフリーターとさして変わらない者にとって、「専業主夫」の肩書きを得られるのは、逆に世間体としてありがたかったりもするのだが、そんな風なことを安易に発言してしまうこと自体、「“責任を持って”家事・育児をメインで担っている男性」にとっては失礼極まりないと言えよう。自分から書いておいてなんだが、みずからに猛省を促したい。