2012年、ポプラ社より発刊されて以降、幼児から小学校低学年を中心に絶大な人気を誇り、シリーズ累計150万部を超える大ヒットとなっている児童書のこと。漢字で表記すれば「お尻探偵」。
臀部に似ている顔をもつ名探偵「おしりたんてい」は「フーム、においますね」が決め台詞。ユーモアたっぷりの見かけによらず、とても上品、かつレディーに優しい紳士で、そのうえ、難事件をププッと解決しちゃうほど推理はキレキレの人気探偵……なのだそう。
あまりの話題沸騰ぶりにアニメ化プロジェクトまでが今年5月末からスタートしており、すでにYouTubeから全世界に向けて「3分でププッとわかる!『おしりたんてい』予告編」が無料配信されているらしい。
それにしても、『おしりたんてい』にせよ『うんこ漢字ドリル』にせよ、子どもはなぜこうも「お尻まわり」が好きなのか──を考える前に、児童書とは元来「子ども本人が買うものではなく、大人が買い与えるものである」という点に筆者は注目したい。
もしかすると、子どもは内心、お尻より「お○んちん」とかのほうが、もっともっと好きなのかもしれない。が、“そこ”にはやはり、大人の検閲の目が光り、結果として“それ”よりは多少無難な、しかし子ども受けする「お下劣」の許容ラインギリギリ、すなわち「お尻まわり」へと、ヒットのコンセプトがおのずと行き着いたのではなかろうか? 単純に言葉尻が可愛いというのも売れている要因の、間違いない一つではあると思うが……?
臀部に似ている顔をもつ名探偵「おしりたんてい」は「フーム、においますね」が決め台詞。ユーモアたっぷりの見かけによらず、とても上品、かつレディーに優しい紳士で、そのうえ、難事件をププッと解決しちゃうほど推理はキレキレの人気探偵……なのだそう。
あまりの話題沸騰ぶりにアニメ化プロジェクトまでが今年5月末からスタートしており、すでにYouTubeから全世界に向けて「3分でププッとわかる!『おしりたんてい』予告編」が無料配信されているらしい。
それにしても、『おしりたんてい』にせよ『うんこ漢字ドリル』にせよ、子どもはなぜこうも「お尻まわり」が好きなのか──を考える前に、児童書とは元来「子ども本人が買うものではなく、大人が買い与えるものである」という点に筆者は注目したい。
もしかすると、子どもは内心、お尻より「お○んちん」とかのほうが、もっともっと好きなのかもしれない。が、“そこ”にはやはり、大人の検閲の目が光り、結果として“それ”よりは多少無難な、しかし子ども受けする「お下劣」の許容ラインギリギリ、すなわち「お尻まわり」へと、ヒットのコンセプトがおのずと行き着いたのではなかろうか? 単純に言葉尻が可愛いというのも売れている要因の、間違いない一つではあると思うが……?