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水戸納豆を食べてみた

2014-07-08

高坂サービスエリアで水戸納豆を買ってみた。埼玉で水戸納豆を買うことについてはとくに意味はない。目にとまったのである。

なぜ目にとまったかというと、「高級な納豆を食べてみたい」と感じたことを思い出したからだ。というのも、ちょうど新ジャパンナレッジのリリース前後のころ、仕事の後に飲みに行くのも憚られるので、コンビニで納豆とネバネバサラダ(オクラ、山芋などのネバネバ系食物がメインのサラダ)を買って家飲み(結局飲んでいる)をしていた時期があった。 いかにも体に気を遣ってますといわんばかりの一品だが、アテとしてふつうにいけるのだ。そのとき、これをいい納豆で作ったらもっとおいしくなるのでは?と夢想していたのである。

といった記憶が、高坂サービスエリアでよみがえったのだ。

水戸納豆は、藁に包まれたものが5つ、包装紙にざっくり包まれてパックになっている。藁を開くと、あらま、ビニールに包まれた納豆が入っている。ちょっとだけ興醒め。ひとかたまりの納豆は、よくある白いパックに入ったものよりも、3割ほど多い感じで、からしは付いているが、タレはない。750円ほど。コンビニ納豆が3パックで100円前後とすると、だいぶ高級な納豆である。これは、ワンランク上のネバネバ体験を味わえるかもしれないと期待した。

さてお味のほうはというと、ここまで引っ張っておいてたいへん恐縮なのだが、フツーであった。たぶん原因はタレだと思う。前述したとおり水戸納豆にはタレがない。一方コンビニ納豆には、なんだか凝ったタレが付いている。納豆だけを見れば、あの白いパックの、たまに端っこの豆がパサついていたりするものに比べ、水戸納豆のそれはねばりも瑞々しくふっくらしてじつにうまそうだ。が、タレがないと物足りなく感じてしまうのである。というか、素材の味がわからない男に成り下がってしまったのだ。
決して納豆が悪いわけではない。水戸納豆のおいしさを楽しむために……、あと2包み、どのように食べてみようか考えている。

2014-07-08 written by テツマザキ
高坂SAからの帰り道、納豆をアテにワインを飲んでいると助手席の友人に話したら、ワインに失礼だと怒られたテツマザキがお送りしました。

ダメですか???