ジャパンナレッジNEWS

辞書に関係あることも ないことも ごった煮でお届けする 公式だけどオフィシャル感のない スタッフブログ的サイト。登録いただければ メールでもお送りします。
ジャパンナレッジ会員ならナレッジサーチャー(ジャパンナレッジ簡易検索)使えます。

リサイクルも楽じゃない

2021-05-06

訳あって壊れたテレビが2台あった。リサイクル法にもとづく処分をしないといけないのだが、これが結構お金がかかる。それでなんとなく放置していたのだが、いい加減なんとかしようと一念発起した。

幸い城南エリアに住み、かつ、リサイクル品引取場所は平和島界隈にある。少しでも安く済ませるため持ち込みを決めた。

まずはリサイクル券の取得。これは郵便局で製品に応じたリサイクル料金を払うことで手に入れることができる。というわけで、まずは郵便局へ。伝票を渡され名前を3か所、住所2か所、電話番号も2か所、支払金額、製品区分を書く。手書きというだけでファイティングポーズをとりたくなる。文句を言われるだろうと思いつつ、住所欄には郵便番号と番地のみを書いてみた。書き終えて窓口に行くと「1件につき203円の振り込み手数料がかかります」と。これってつまり「家電製品協会 家電リサイクル券センター」への振り込み行為なんですね。しかしながら個人では郵便局でしか入手できないのに、それに振込手数料って? しかも2つあったら2つ分、403円。私はおかしいと思います。

そのあと窓口から声を掛けられる。「東京都」は省いていいので住所を書いてくれと。ここは想定内ではありますが手数料問題があったので軽くキレます。郵便番号の7ケタはあなたたちが作ったものですよね。なんでこれじゃアカンのですか?
こういうときひと言「そうですよね」と同意してくれれば少しは腹の虫もおさまるが、その窓口は一切反応しない。これがまたいっそう腹立たしい。そもそもなんでこんなところに住所書くの? 本当の住所か確認しなくていいの? とかとか、いろいろイライラしながら、乱暴に住所を加筆する。業者に渡す部分を指さして「こっちにも住所書いておいてくださいね」と念を押される。ここは無視して、伝票を奪い取るように受け取る。

次はリサイクル品引取場所へ移動。15分ほどクルマを走らせると工場の搬入口らしきところの一角に「リサイクル品引取」云々と書かれている。いったん降りてそれらしい人に尋ねます。すると「この列に並んで」と、見ると確かにトラックが3台ほど並んでいる。荷台にはリサイクル品とおぼしき冷蔵庫などが山盛りに。ここでは個人も業者も関係ないようです。ここで待たされるとは想定外。でも車の中だし、なんて考えながらクルマを動かし始めたら、別のトラックがすぅーと列の後ろに……。

1tトラックには結構な量のリサイクル品が入っていそう。これは1時間くらい待たされるのかと思ったがそれほど待たずに順番が回ってきた。テレビをそれらしいところに置いて伝票を渡すと「少し待っててください」とのこと。5分もしないうちにお兄さんが伝票の残骸をもってきた。「これでおしまいですかね?」「はい、おしまいです。ご苦労さまでした。」引取場所のお兄さんは無愛想ながらも気持ちのよい対応。もちろん住所書けなんてことはいいませんでした。

2021-05-06 written by テツマザキ
いろいろありますが、大荷物がひとつ、いやふたつ片付いたのはよかったです。でも、あのテレビたちは液晶が壊れただけで中はちゃんと動いていた。リサイクルとはいえ複雑な気分にもなりますわ。