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血管がなくてこまっています

2021-07-20

ここのところ人間ドックでは胃カメラをのんでいる。はじめてのんだときはさほど問題なかったのだが、昨年今年と調子が悪い。

もともと注射が苦手、というか血管が細いのか沈んでいるらしい。素人目にも、例のポコッとしてる静脈は見えづらい。 また体調によっては血の出が悪い。プシューッなんてふうには滅多に出てこない。最悪のときは、ポタッポタッ、くらいになる。ポタッポタッだと時間がかかる。時間がかかると針を刺しているところがうずいて気分が悪くなってくる。さらに出が悪くなる。という悪循環となる。

20代のころ、神奈川県の二俣川にある自動車教習所に免許更新に行ったとき、再交付に時間がかかるもんだから献血をしたんですよ。立派な献血カーがありましてね。 歯医者のような立派なリクライニングシートに座って血を抜かれたのですが、そのときが最悪。出が悪く時間がかかりましてね、そこで看護師さんが、採血した血の入ったバッグをパンパンと両手で拍手するように叩いたんですよ。血の出るおまじないか何かですかね。悪気はないと思いますが、それを見たら一気に血の気が失せて、しばらく寝てたようです。

ここからですね、採血時に注意を払うようになったのは。

さて、人間ドック。 注射は採血と胃カメラの2回。採血場は注射のプロが並んでるという感じで、わりとすんなり済むようになりました。問題は胃カメラ。カメラ挿入直前に鎮静剤みたいなものを打ちます。

じつは前回の胃カメラで、この注射が全然ダメでして。

胃カメラはカメラ先生とサポーター看護師の2人一組で行います。注射はサポーター看護師担当。 カメラは左向きに寝て挿入されるので、デフォルトは左腕に注射をするのですが、基本左腕は「血管がない」ので、右側に注射セットを移動します。

いざ注射となるとやっぱり血管がありません。サポーターがあたふたしていると胃カメラ先生が、

「あたしがやるわ!」

と選手交代。しかし胃カメラ先生であっても、そう易々とは血管を見つけられません。ついに見つけたと一回刺します。が失敗。他を見つけて……失敗。今度は手の甲に……失敗。こうプスプス刺されてはたまりません。3~4回刺されたところで提案することに。

「先生、鎮静剤なしでやってみましょうか」

「そうね、鎮静剤なしの方もいるから大丈夫よ」

ということで、鎮静剤なしで挑むことに。が、もう全然入らない。ノドが頑なに拒否してる感じ。本人そんなつもりはないのですが...。

「オエェ~、やっぱり無理ッス(涙)」
(↑ジェスチャーを文字おこししたもの)

「やっぱり、注射してください!!」

ということで、再度注射チャレンジ。2回くらいでなんとか注射したのですが、いまとなっては本当に注射できたかはちょっと疑問!?

そんなこんなで終えたのが前回の胃カメラでした。

そして今回。

前回の顛末を事前打合せで伝えると書類ではきちんと申し送りされていたよう。今回は大丈夫そうだ!

いざ胃カメラへ!

胃カメラ先生が男性なのははじめてですね。ベッドはしっかり右腕注射仕様に整っています。横になり右腕を見てもらうと、、、やはり「血管がない」と。今回はプスプスはされなかったのですが、30分近くさすったり温めたりの血管探し。途中打合せの看護師も様子を見に来て、ついにはおそらく注射スペシャリストと思われる看護師が登場。でも見つからないんですよ、血管が。最終的には左手の甲から注射することに。

「血管細いですから痛いですけどガマンしてくださいね」

針はほとんど痛くなかったです。ですが薬を注入してしばらくすると、痛いの痛くないのって、もう血管がはちきれるような痛さで、ちょっと泣きそうになりました。

そしてやっとこさ胃カメラ。文句も言わず待っててくれた胃カメラ先生、やっと出番です。もう本人ここまででグッタリ。でもちゃんとオエオエして無事終了となりました。

こうして書いてるだけで疲れますわ。
ほんとお疲れさまでした。>自分

2021-07-20 written by テツマザキ