憧れの寝台列車

初めてその列車の存在を知ったのは、学生の時だったかと思います。
その当時、お世話になっていた先生が「これ乗りたいんだよね〜」って教えてもらったのが、その寝台列車でした。

そう、「サンライズ出雲」！

ご存知でしょうか？
東京駅を始発駅とし、終点出雲市駅までを結ぶ寝台列車です。
いつか乗りたいな〜と思っていて、そんな気持ちを忘れていた期間も長かったのですが、行動力だけで叶えられる夢はどんどん叶えていかなければ！と、思い立ったのです。
ちなみにいつか行ってみたい系シリーズでは過去にも一本書いているのでお時間よろしければご一読ください。「四次元パーラーあんでるせん」

少し遅めの夏休みをいただいていたのですが、特に予定も入っていなかった日の出発の3時間前、まだ間に合う！とチケットを購入し、慌てて家を飛び出したのでした。

慣れない東京駅、チケットの発券、晩酌用の酒とつまみの購入、よくわからない発着のホーム。
やっと電車を見つけた時には興奮度MAXです！でも早く乗らないと！
かなりバタバタしましたが、時間ギリギリになんとか乗車。
今回は個室をとっていたので、自室を目指し車内をうろうろ。

ありました。
ベッドと簡易的なテーブルがあるだけの部屋ですが、寝るのには十分な広さです。
なんかもうワクワクしすぎてニヤニヤがとまりません。（一人旅ですが）

さぁここから12時間の旅です。
完全個室なのも安心。
12時間後に出雲に到着です。

とりあえず、売店で買った赤ワインで乾杯。（一人旅ですが）
東京の夜景を眺めながら旅の始まりを感じます。
オーディオパネルでラジオをつけるとなんともおセンチな気分に。

次に停まるのは横浜駅。
地元はこっちの方なので軽く懐かしい感じ。

その後、いくつかの駅に停まったのですが最後の記憶は浜松駅。
次に目が覚めたのは兵庫県なのでした。

朝焼けを眺めたかったので、しばらく外を眺めていたのですが、いったいここはどこなんでしょう。
日本のどこかなんだなって感じ。
グーグルマップを開けばわかることですが、そんな気にもなれず、ぼーっとしてみる。
とにかく日本のどっかを走っているんだなぁという感じ。
というか、頭がまだ寝てる（笑）

宍道湖を眺めたかったので、その頃に目覚ましを設定し二度寝。
お目当ての宍道湖を眺める頃には頭もスッキリしてきていました。
そろそろ出雲市駅に到着ということで身支度を始めます。

さぁ着きました出雲市駅。
サンライズ出雲に乗ることが目的だったので旅の半分以上は達成。
でもせっかくここまで来たんだし、出雲大社には行っておくか。

予想外の展開がこのあと続くのでした。

続く。